学校で見過ごされがちなニーズについて

前回の記事発達障害の診断と誤った対応についてからのつづきです。
それ以前の記事やこのシリーズはカテゴリのなかの『研修』にまとめてあります。

福祉の業界でいうところの支援計画の作成にはアセスメント(事前調査)が重要となります。
アセスメントをもとに当事者(保護者)との話し合いの中で長期目標と短期目標を決定していくわけですが
指導計画でも同じようなプロセスを経ていく必要があるはずです。

ただ、今回の研修ではこのプロセスについては先生や学校の力量、また市町村でも差があり
すべてのケースとは言えませんが、通常クラスでは教師のなかだけで
この計画が立てられている印象を受けました。
このときにキーワードとなるのがニーズ(needs)です。
この場合、子どもと保護者の2種類のニーズが存在します。
そしてニーズも2種類存在します。
顕在化されたニーズと潜在的なニーズ。
顕在化されたニーズとは、支援者と本人の共通の理解のもとに明白になっているニーズです。
潜在的ニーズとは、支援者も本人もまだ気づいていないニーズです。

指導計画を立てるまえに、このニーズについて掘り下げていきたいと思います。
「勉強ができるようになってほしい」
「みんなと仲良くなってほしい」
これは親の願い(desaire)です。
「〇〇をやってほしい」これは要望(demand)です。
保護者のニーズ、それは
「自分自身やわが子をみとめてほしい!」「わが子をよくみてほしい!」
・子どもの発達・成長を促す指導・支援
・保護者の思いに対する共感的関わり
・子ども・保護者を支える環境づくり
このニーズを子どものニーズとすり合わせより具体的に掘り下げ、達成可能な課題に絞る必要があります。

子どものニーズもきっと保護者と同じようなものかもしれません。
「自分自身をもっとよくみてほしい」「もっとほめてもらいたい」

そのために、教師は生活上の制約を少なくするための力の獲得、
発達上の矛盾の改善を促していくことが求められています。

私の事業所の場合、6人の利用者に対して1人のスタッフ配置が法律上義務付けられています。
実際は、それ以上に配置されています。

教師は1クラス単位。
通常の業務を抱えながらどこまで対応できるのか、その体制自体に疑問はあります。
私たちでも支援計画の作成は計画の立て方の研修を受けたスタッフが主となって
チームで検討していくので時間のかかる作業です。

前回の記事で、次回は指導計画の作成について記事にすると書きましたが
その前にニーズの把握の仕方、目標設定について書いておこうと思います。

ご興味のある方は、もうしばらくつづきますのでお付き合いください。

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