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キーワードは本人に獲得させたい力~事例からわかること~

前回の記事みなさんはどう対応されますか?~事例~からのつづきです。
関連記事はカテゴリのなかの『研修』にまとめてありますので、ご興味のある方はこちらもご覧になってみてください。

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事例:落ち着きがなく、授業中にえんぴつをかじり、食べてしまう小3男子

状態:毎日、母親がえんぴつを5本用意するが、授業中えんぴつをかじって食べてしまう。

目標:えんぴつをかじらない。

支援内容:「えんぴつをかじりません」というカードを机に貼っておき、注意をする。

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みなさんはどのように考えられたでしょうか。
目標も支援方法も見方によって様々あると思います。
情報が少なすぎますので、これはあくまでも考え方の練習です。
実際は、家庭での様子や既往歴、相談歴と発達検査など情報収集をしてから
発達課題を絞っていくわけですから、事例のような状態だけでは判断できません。

さて、私の場合です。
以下は講師が受講者に「この場合、あなたたちならどうするか?」と質問されたときの自分を再現しています。
目標がすでに「えんぴつをかじらない」となっているため、私はそこから離れて考えにくくなってしまいました。
なので目標はそのままに。
支援方法についてはえんぴつを使用するのを止めて、シャープペンにする。
さらに授業はグループワークを増やし、書記や発表係りを担当してもらってかじるという行為から気をそらせる。

講師の先生の対応例は下記のとおり。
目標:えんぴつ(物)を大切にできる。
支援内容:本人のえんぴつを使用しない時間をつくり、その授業だけ先生のえんぴつを貸す。
     「これは先生の大切にしているえんぴつなので、大事に使ってほしい。」と伝えておく。
     その授業の間、噛まずに先生に返すことができたことを、褒める。

支援の目標とするところをえんぴつを噛まないことではなく、
「物を大切にする気持ちを育てる」ということに着目した点が、さすが教師だと思いました。
また、本人に噛んではいけないということを意識させず、先生のちょっとした気配りでスマートに
噛むことを止めさせ、かつ物は大切に扱う必要があることを経験させているところがニクイです。

このほかにバイターストップという薬を塗るという方法が挙がりました。
これは大人になっても爪噛みが止められない人がその指先に塗ると、苦くて不快な味がするのだそうです。
お風呂に入っても数日は消えず、繰り返し使用することで爪噛みが減って、よだれのひどい子どもであれば
よだれもでなくなるとのことでした。

さらに、講師に指された若い学生からはこんな意見が。
スティックきゅうりを持たせておく。えんぴつを食べるよりは身体にいいからと。
学生はまじめでした。先生は否定したり怒ったりせず、苦笑されていましたね。
私は思わず吹き出してしまいました。
授業中にスティックきゅうり持ってる子どもって^_^;
仕事の場でこんなことを言ったら立場が危うくなります。

いずれにしても、環境を整えることだけでなく、本人の発達、自己統制力を育てることも重要だということでした。

事例をやってみると自分の思考の癖などを知ることができます。
育てにくさのあるお子さんをお持ちの保護者さんであれば日常から自分の子どもに対して
無意識に否応でも試行錯誤されているので、支援の手立てがいろいろ浮かばれたことと思います。

このような事例を10ケースほど行いました。
また、みなさんといっしょに考える記事を書きたいと思います。

コメントありがとうございました。
この事例の男児はこんなに熱心にみなさんから支援の手を考えてもらえて幸せだなあと思ってしまいました。
またあらためて、お返事を書かせていただきますのでお待ちください。


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